’０７つくば９９８チャレンジ参戦記

インチキ参戦レポート

夏のアイドラーズ１２時間耐久も無事に終わり、チーム高橋withCLUB CSAも
MINIカテゴリで７位、1000LTクラス１位という素晴らしい結果の余韻もまだ冷め
やらぬ夏のある日、CSAアオキさんが私に言いました。

”１０月２８日に筑波で９９８開催が決まったみたいですよ”

そう。それは明らかに”指令”だった。

９９８チャレンジといえば、ご存じの通り、ミニ998ccのワンメイクレース。
厳しい車両規定でのイコールコンディションレースで、ドライバーの腕の差が直に出る
スプリント。。。
自分、筑波は春に耐久で走っただけなのでスプリントの経験は無し。おまけに
９９８チャレンジでは、筑波でチヨケンさんが３位、岡山国際では大岩さんが優勝
と素晴らしい成績を残し、２人とも表彰台に乗っている。
プレッシャーである。今まで経験したことのない程のプレッシャーである。
でもここで逃げたら本当にタダのヘタレで終わってしまうし、この恵まれた環境を無駄
にしては罰が当たる。
ということで、今回CLUB　CSA９９８　２号車で、９９８チャレンジに参戦する事となり
ました。

レース当日は、前日の台風と打って変わり、さわやかな晴天となりました。
って、１２耐の前の日も台風だったな（笑）
んで、CSA高橋さんに同行していただき、筑波に到着。
午前中早いうちはコース上もまだ乾いていなかったようですが、今回はSCCNが開催
するイベントの枠借りみたいな感じで９９８チャレンジが行われたので、予選で走る頃
には既にコース上は良い感じに乾いていました。が、９９８予選直前の別の車両の予
選中に一台がコースにオイルを大量に撒いた為、ダンロップ先と裏ストレートがヤバイ
状況での予選スタート。自分の前を走るのは過去何度も入賞している速いドライバー
さんだったので、後ろにくっついていけば何かと参考になるだろうと思い走りました。
走り始めて感じたのは、耐久用の１号車、３号車との違い。何かスムーズにエンジンが
回っていく感じがしました。前の車にも離されずに付いていける。こりゃイケるかも？
な～んて思っているうちに、無事予選が終了。
パドックに戻るとCSA高橋さんが、”チヨケンさん、こっちに向かってるみたいですよ”　と。
そうこうしている間にチヨケンさん登場。
応援しに来てくれたのか、はたまたプレッシャーをかけに来てくれたのか。（笑）
あ、もしかして隙を見て参戦するつもりで？（爆）

暫くして予選のリザルトが発表され、それ見てビックリ。

”なんと予選２位！”

フロント・ロー？　決勝のスタートどうするよ？　耐久しか出てないからスタートってやった
こと無いし・・・（滝汗）
それに予選終了から決勝スタートまで４時間位時間も開いちゃうし・・・
精神的に非常によろしくないっ（泣）
おかげで昼飯を食えなかったのは言うまでもない。。。

そして鬼のように長い時間が過ぎ、やっと決勝のお時間。
コースイン、フォーメーションラップを終えスターティンググリッドに付く。
緊張はMAXに達している。
シグナル赤点灯から消灯でスタート。焦ってホイルスピンしちゃいました（泣）
でも何とか１コーナーではそのままの順位をキープ。
しかし後ろの車がガンガン揺さぶりをかけてくる。
そして５周もしないうちにあっさりパスされ、腕の差というものを見せつけられました。
でもまだ３位。落ち込んでなんかいられない。
幸いミラーに映る後続車とは少し差がある。
このままこの位置をキープすることはなんとか出来そうだ。
前を行く１，２位の車にも何とか付いては行ける。コーナー入り口では差を縮められる。
何とか仕掛けられないか？２ヘア入り口で一度仕掛けて見るも相手は自分よりも数段
上手。そう簡単にインは開けてくれない。
あとは一旦離れて２ヘア上手く立ち上がって直線勝負か？とも考えたが現在３位という
状況から少しでもアクセルを抜く勇気はなく、結局そのまま周回を重ねてゴール。
パドックに戻り車から降りると、CSA高橋さんとチヨケンさんが笑顔で迎えてくれました。
できれば予選のまま２位でゴールしたかったんですけどね～、腕の差を痛感しました。
でも、とても楽しかったです。ほんと、走って良かった！

最後に、今回このような大変貴重で素晴らしい体験をさせていただいたCSAアオキさん、
CSA高橋さん、CSA大江さん、そしてお仕事が忙しい中、貴重な時間を割いて応援に
来てくれたチヨケンさん、本当に本当にどうもありがとう御座いました。

P.S.　SCCN様　私の名前の文字、則ぢゃなくて典ですから。（爆）　ま、いいか（笑）

’０７・１０・２８　ジャパンミニディ　９９８チャレンジ　IN　筑波